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ブレーキパッドはフロント、リアともにまだ使えそうなので、きれいに掃除。ピストンはメタルラバーを塗って、何度もピストンを出し入れしていると軽く動くようになる。ハンガーピンも傷がなく良い状態なので、磨いて再使用。 ブレーキフルードもフロントはまあまあ綺麗だったが、リアは赤茶色に変色していたので在庫のフルードと交換。これは以前に交換した100GSとXR250Rの残りもの。ただし、もともとHONDA純正のウルトラブレーキフルードDOT4。新しくはないが、密閉して保管していたので、今XRVに入っているフルードよりはマシだろう。 ブリーダバルブから抜き取り、リザーバタンクに注ぎ足す。シール交換したわけでもないので、エア抜きしないですむ方法が懸命。エア抜きを完璧にやるのは、プロでも至難の業。フロントは3回ほど注ぎ足すと、綺麗なフルードがブリーダバルブから出てきたが、念のためもう2回注ぎ足した。 リアも同じようにして交換したが何回注ぎ足したかは、覚えていない... |
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フューエルポンプが故障するとアフリカツインのエンジンは当然燃料切れで動かなくなる。ポンプがポコッ、ポコッ
といわなくなったらコンコン叩くとまた動き出すそうだが、当てにはならない。 走行距離38,177kmのフューエルポンプの中は綺麗なオレンジ色に汚れていた。スイッチ部分のポイントもチョット片べりして結構消耗している。 汚れをエアで吹き飛ばし、綿棒でクリーニング。ポイントは#1000の耐水ペーパーで軽く擦り、最後に鉛筆でグリグリしてお呪い。 ポンプの作りも防水を考えたもののようだし、水が中に入った様子もないが、念のため防水対策を強化しておく。しかし、今後のメンテがしやすいように、シリコングリスを水の浸入しそうなカバーの周りとケーブル取り出しぐちのゴムキャップに塗るだけにした。 アフリカツインのフューエルポンプはこれまで改良されてきたようだが、今のポンプが後どれくらいもつか、不安である。ひどい目に会わないように、ポンプの状態を定期的にチェックしないと... |
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キャブレタの同調を取るためにバキュームゲージアダプタが必要。BMWのBingはキャブレタにホースを接続するポッチが付いているので、こんなアダプタは不要。VP51にもポッチ欲しい。バキュームゲージアダプタの純正品を発注すると1週間かかるから、自作してみる。使わないエアブローガンのロングノーズが丁度よさそうだ。 このノーズが直径6mmなので電動ドリルのチャックにつけてネジを切る部分を直径5mmに削る。ダイスでネジ山をきり、もう一方をゴムホースを取り付け易いように斜めに細くする。本当は、溶接機のチップなんかがあれば、ものの5分もかからすに作れるだろう。 というか、そのままアダプタに使えそうなのが探せば見つかりそう。 次にガソリンサブタンクの自作。今まで使っていたやつが古くなって蓋の部分からガソリンが漏れるようになってきたので、作り直す。炭酸飲料の丈夫なペットボトルの横っ腹に空気穴を開ける。穴からのガソリン漏れに対して気をつけるよう穴の周りを写真のように黄色に塗った。キャップにホースの通る穴を開け、ホースの端にはシリコンコーキングについてくるノズルをホットボンドでくっ付けて出来上がり。ガソリンはペットボトルの3分の1ぐらい入れて使っているが、サブタンクにガソリンを入れた後に何かするときは、黄色に塗った穴を親指で押さえてガソリンが漏れないようにしている。ガソリンの取り扱いには気をつけないと危ないから、決して真似しないように。 アダプタの空気漏れ防止にグリスを塗り、キャブレタの同調調整用プラグ穴に取り付ける。バキュームゲージのホースをつないで、さっそくインテーク負圧を測ってみると、左側の写真のように結構ちがっている。左のメーターが基準となるリアシリンダ、右のメーターが調整するフロントシリンダのインテーク負圧である。キャブレタの奥にある同調調節スクリューを回してフロントシリンダのキャブレタを調節し、右のメーターを左のメーターに近づけていくのだが、これがなかなか回せない。ラチェットレンチで苦労して何とか回した。サービスマニュアルの規定負圧差は20mmHg以内 となっている。最後は自分の感覚でアクセルのスナップが一番いいところで調整終了。右側の写真のようになった。 前後のシリンダが同調していると、やはり調子がいい。エンジンが軽く回り、抵抗無く吹けあがるような感じで気持ちがいい。自作アダプタもバッチリ使えたし、あ〜苦労した甲斐があった。 だけど、アダプタ付きバキュームゲージもサブタンクも工具専門店で安くて良いのが売ってますんで、買ったほうが間違いありませんよ。 |
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キャンプツーリングのためにXRVにGPSを取付ける。取付け位置はハンドルバーにした。バーへの取付けに丁度いいクランプが有ったことを思い出した。壊れた自転車の錠前に付いていたやつだ。慌てて資源ごみの分別用ポリバケツを漁ると、有った。自転車の錠前からクランプをバラシて、適当な大きさに切ったアルミ板にこれをリベットで取付け、マジックテープを貼って出来上がり。資源ごみの有効活用だね〜。 ハンドルバーに滑り止め用に自転車のチューブを切ってビニールテープで巻きつけ、そこにGPSの台座を取付ける。 電源ケーブルはXRのを共用するためにXRから切り取り、XR側とケーブル側の両方にXRVに付いているのと同じ2Pカプラを付けた。GPSケースをGSからはずして台座に取付ける。XRの電源ケーブルをXRVのマップケース用電源のカプラに差込んで出来上がり。 |
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乗っていて何ら問題は感じないが、状態確認とグリスアップのため、リヤサスペンションを分解して掃除。外から見た状態はまあまあ。リヤクッションも汚れを落としたら、嬉しくなるぐらいにピカピカ。スプリングには錆び止めのためシャシーブラックを筆で上塗り。スイングアームのピボットベアリング、クッションコンロッド、クッションアーム、リヤホイール、何れのベアリングも錆びはなく、滑らかに回りガタもなし。ただし、クッションアームのクッションロアボルトのところのダストシールのリップが欠けている。クッションアームの他のダストシールも硬化しているので、この際全交換するのがよさそう。リヤクッション、クッションアーム、クッションコンロッドをスプレーで綺麗に塗装。カラーにはニードルベアリングの打痕がちょこっと有ったが、私のレベルでは問題なし。スチールウールで汚れだけ取って再使用。 5日後、ダストシールが届いたので交換し、ベアリングとダストシールにグリスをタップリ充填、カラーとボルトにはグリスを薄っすらと塗って組み付けた。 |
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XRVもツアラーではないので結構前傾姿勢であるが、長距離ツーリングで前傾姿勢を長時間とり続けるのは辛い。野口シートも足つきを良くするために股のところがシャープになっているので、もう少し後ろに腰掛けられるとお尻も楽になりそうだ。ブラケットをキットに交換すると今までのブラケットより10mm高く、20mm手前に来るようだ。 ボルトオンのはずだったが、すんなりとは取付けられなかった。まず、セットバックキットのネジ山が一部取れていた。これはデザインの制約によりネジ穴が浅いことと、材質がいまいちなのが原因だと思う。全部取れているわけではないので、5mm長いボルトを新調してワッシャー2枚で調整し、気を付けて締め付ければ大丈夫そうだ。 次に、スタビライザーのボルト穴がセットバックキットと合わなかった。仕方ないので10mmドリルでボルト穴を拡大。結局、ボルトやワッシャーを買いに行ったりして交換に3時間近くかかってしまった。 クラッチケーブルの長さが足りないので、ブラケットとセットバックキットの両方を取付けることは難しいと思ったが、クラッチレバーを10mm程センターに寄せて両方取付けた。これで、15mm高く、35mmハンドルバーが手前に来た。 |
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塩ビ管を押さえる金具を使ってワイドステップを自作する。この金具は100GSにワイドステップを作ったときに、コタ用に買っておいたものだ。500円しなかったと思う。金具の両端を切り落として真ん中から半分にする。曲げる位置に印をつけ、万力に挟んで手で曲げる。 ある程度曲げたら、後は削って細くしてから曲げたほうが楽なので、削りに入る。ステップとの結合を良くするため金具の両端を斜めに削り、滑り止めのギザギザをグラインダーで削り出す。再びバイスに金具を挟んで、ステップにあわせて形を整えながら曲げていく。 100GS は鉄工所に溶接してもらったが、今回はスキルアップのために自分で溶接。溶接機でしっかり溶け込ませてくっつけ、グラインダーで余分な肉盛りを削る。錆止めにスプレーで銀色にペイントして出来上がり。溶接棒は10本消費。綺麗なビードはひけないが、要領が分かってきたので、肉盛りや溶け込みは出来るようになった。家庭用溶接機でここまで出来れば充分。スタンディングだけでなくシッティングでも安定感があり、自作ワイドステップに大満足。 市販のワイドステップについている補強金具は、溶接が面倒くさいので、無し。 慣れると半日で作れるが、グラインダーとバイスと溶接機を揃えるなら、ワイドステップを買ったほうが安い。手間を考えると安易な挑戦はお勧めしないが、見栄えは悪くても自作すると満足感は大きい。 あー、まんぞく! |
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GIVI E36NJのキーを分解してみたら100GSのパニアケースキーと同じ構造だったので、共通化に挑戦。 変更したいシリンダーのヒンジのネジを取り、ヒンジをケースから外す。 スナップリングを外してキーシリンダーを抜き出す。 シリンダーに共通化したいキーを差込むと、合わない部分のピンの頭が出る。もちろんキーシリンダとキーの組合せにより、ピンの出方はそれぞれ違う。 ピンをラジオペンチで抜く。バネが飛び出すので無くさないように注意。 頭が出ているピンのうち、上下の出方から合いそうなものを交換。このケースの場合は、右から1番目と2番目を交換してみた。右から3番目と4番目を交換。その結果、いちばん右のピンが少し飛び出しているだけになった。 GSのときはいろいろ組み合わせてみて、飛び出さない組合せを見つけたが、今回は面倒くさいので、チョット出ている1番ピンの頭をヤスリで削った。外筒のシリンダーに入れ、軽く回ることを確認。後はグリスアップしてヒンジに取り付け、ネジで留めればキーの共通化は完了。 作業時間は約20分。モノキーケースにはキー共通化の商品設定もあるようなので、駄目元で挑戦できる。 アフリカツイン専用のモノキーベース(スペシャルラック)を取付けた。スペシャルラック付属の角度調整用金具は使わず、純正リアキャリアの上にスペシャルラックをかぶせ、長いボルトで取り付けた。これだとU字ロックはそのままでよい。 |
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先日の東京出張のとき秋葉原で10KΩの抵抗を1個(5円)購入。これを、ATiC:Africa Twin Internetional Connection のホームページを参考にしながらハンダ付け。 注意:この改造をするとスピードメーター表示時にリセットボタンを押すとトリップマスターがフリーズする。その時はタイムとアジャストボタンを同時押しでリセット、もしくはバッテリーターミナルを外してリセット。 ケースに戻すとき、シールがひび割れしていたのでバスボンドで補修し、一晩乾かしてから取付け。 最近、仕事の関係で自動車関係の工場を、10数人の小さなところから数千人規模の大工場まで30数社視察させてもらった。トリップマスターの基板みたいなのを作っているところもあって、小さな工場で作っている金具や樹脂成型品を何社分か組み合わせて、スイッチやリレーが出来る。それらの小さなパーツを集めて組み込んでやっと一つの車載電装品が出来あがる。オートバイのパーツの一つ一つが、板金プレス、プラスチック射出成型、ダイカストなど、それぞれの中小企業によって支えられており、本当に大勢の人たちの努力によって作られているのが分かった。それを一生懸命製造しているひた向きな姿を見ていると、日本のモノづくりについて、感慨ひとしおである。 |
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砂浜でパリダカごっこをしていたら、シフトペダルの角度が傾いていてシフトダウンするときにペダルが倒れるのが気になった。家に帰ってからさっそく改造。 ●シフトペダルを外して金鋸で切れ目を入れる。 ●その切れ目を鏨で広げて角度をつける。 ●溶接機で切れ目を埋めてくっ付ける。 ●グラインダーで均し、塗装して出来上がり。角度が45度から15度くらいに変わった。 その後の使用感はペダルをブーツで踏むときに引っかかることがなくなり、Good feeling! |