Narai stage

 結局、アフリカツインを手に入れてしまった。1998年モデルの逆車である。100GSを購入するとき、アフリカツインと100GSのどちらにするか散々迷ったあげくGSに決めたのだが、やはりアフリカツインにも乗りたいという思いがあった。しかし、何よりもツインリンク茂木でNXRを見たのがいけなかった。

 アフリカツインは2003年モデルを最後に生産中止になったはずだから、あと何年純正パーツが供給されるだろうか? ホンダは部品供給期間が比較的短いと聞く。XRV750はヨーロッパでの人気車種だったから、すぐにパーツ供給がストップすることは無いと思うのだが... 100GSには、少なくともこの心配はない。消耗品はほとんど在庫があるし、無い場合も待っていれば純正品が手に入る.。日本のバイクメーカーにも長く乗れるようなパーツ供給をして欲しいものだ。

 そういう訳でアフリカツインを探したが、メンテナンスが趣味の私に、店頭に並んでいるような綺麗なバイクは無用である。エンジンの調子さえよければいいのだ!
 あちこち探してみたが、私好みのアフリカツインはなかなか見当たらず、意外とアフリカツインの人気が高いことや林道を走っているわけでもないのに立ちゴケかなんかでカウルが割れている車体が多いのに驚かされる。

 縁あって、私のところに来たアフリカツインは1998年モデル逆輸入車のラリーマシンだった。野口シートやハンドガード、マップケース用電源など、ラリー用の作り込みがなされている。実戦経験を物語るように、あちこち壊れてはいたが、壊れたところはキッチリ補修されていて大した問題はなかった。しかし、状態維持のためのメンテナンスをマメにしていた様子は見られない。喜ぶべきか悲しむべきか、とてもメンテナンスし甲斐のありそうなXRV750である。(笑)
 一期一会の出会いに感謝して、アフリカツインのメンテナンスを思いっきり楽しむつもりである。


                             Last maintenance

2007.05.02
38,177km
■初期整備
  このアフリカツインのエンジンは調子いいので、エンジンについてはしばらく現状のまま様子を見ることにする。とりあえず、車体の状態チェックをしながら、グリスアップと再塗装を中心にメンテナンスしていこうと思う。ボルトの締まり具合と緩めたときの感触は、初めて外すときのそれであり、細部をメンテナンスした様子はない。
●ステップブラケットは錆を落とし再塗装。
●サイレンサークランプは錆が酷いので、パーツ発注。
●エアクリーナエレメントはエアでゴミ飛ばし。
●ラジエター液のリザーブタンクが空。ラジエター液を補充。
●スパークプラグは綺麗に焼けていた。プラグを再度取り付けたときの感触は、新品プラグのような感触だった。これは前にプラグを取り付けた時の締め付け不足だったのだろう。
●バッテリのターミナルボルトが弛んでいた。XRVお約束のトラブル。ATiCのFAQにも載っている。対処としては、「ターミナルボルトをきつく締める」だが、バッテリーが振動で遊ばないように、バッテリーカバーの裏にスポンジを追加しておいた。
●パルスジェネレータのコードグロメットからオイル滲み。綺麗にしてグロメットにシリコンの液体パッキンを塗布してシールド。
●キャブのドレンチューブにひび割れ発見。GSのフューエルタンク・エアベント用ゴムホースの予備で対応。

The exterior was removed.
Crack
2007.05.03
38,177km
■マニュアル入手
  本格的メンテナンスのため通販に頼んでおいたアフリカツインのサービスマニュアルがやっと届いた。これが届くまでの間に、インターネットを検索していたらリペアマニュアルがネットからダウンロードできるのを発見! ドイツの著作権法はこういうのOKなんだろうか? 説明は英語だけどホンダのサービスマニュアルとは違い、メンテナンススケジュールに沿った、より実践的な書き方なので便利。
 それではと、パーツリストも探してみたら、イタリアのモトクラブのホームページにパーツ図があった。パーツ図だけなのでパーツナンバーは分からないが、うちのアフリカツインは逆車なので、国内用のパーツリストを購入しても間違いのもと。このパーツ図をバイク屋に持っていって部品発注すれば確実だ。
 これで必要な整備情報がそろった。さ〜やるぞ!

HondaServiceManual&HaynesRepairManual
Parts Figure
2007.05.05
38,177km
■ブレーキのクリーニング
  フロントブレーキキャリパーがかなり汚い。安全のために、まずブレーキから綺麗にする。普通ならエアでキャリパーの汚れを吹き飛ばすところだが、ガレージ中がダストで汚れそうなのでやめた。分解して掃除。ブレーキフルードもついでに交換。

2007.05.06
38,177km
■フューエルコック取り付け部分の再塗装
  フューエルタンクのコックを取り付けるネジ上部が錆びている。磨いて再塗装。
ここは錆びやすいところなので、3回重ね塗り。
 それにしても、アフリカツインはカウルがあることと、エンジン、キャブレタが目一杯詰めこんであり隙間がないので整備に手間がかかる。エンジン、キャブレタが剥き出しの100GSの整備がいかに楽か、あらためて分かった。でも、趣味の世界ではその大変さがいいって事もあるかな?

Fuel cock
Re-painting
2007.05.12
38,177km
■ウィンカーリレーの防水
  ウィンカーが雨天時に動作不良をおこすそうだ。雨水による漏電だろう。防水対策をする。転ばぬ先の杖。

2007.05.13
38,177km
■フューエルポンプの状態チェック
 アフリカツインの最大の弱点、フューエルポンプをチェック。とはいっても大したことは出来ないので、分解掃除してポイントを磨く程度。透明なサブタンクとチューブを繋いで見ていると、アイドリングのときでも5秒おきぐらいにポコッ、ポコッとガソリンを吸っている。ポンプはポイントのある構造なので、まめにポイントの状態チェックが必要だなー。

2007.05.17
38,177km
■バルブクリアランス点検
 アフリカツインのバルブクリアランス調整は至難の技である。スキッドプレート、サイドカウル、フューエルタンク、右ラジエータを外さないとホールキャップにたどりつけない。
 結果的には後ろのシリンダーのIN側右バルブのクリアランスがチョット狭かったが、許容範囲だったのでそのままで修正なし。それにしてもホールキャップに指を入れる隙間がない。クリアランスが正しく測れている自信はありまっせん。

Valve clearance adjustment
2007.05.18
38,177km
■点火時期のチェック
 念のため点火時期をチェックする。アイドリング時の点火時期は正常で、前後の気筒ともバッチリFマークに合っている。それから徐々に回転数を上げていくと、エンジンオイルが噴出した。タイミングライトはもちろん、ホールを覗き込むので顔もオイルだらけになる。マニュアルでは4,500回転で合わせマークを確認することになっているが、オイルのしぶきが凄まじいので結局、3000回転でアドバンスマークの範囲内に収まっているのを確認して終了
■キャブレタ同調調整
 アフリカツインも2気筒だから、当然キャブレタの同調をとったほうが調子良くなる。しかし、これがなかなか大変だった。バキュームゲージアダプタがなかったからである。間に合わせにアダプタを作ってみた。ついでに、フューエルタンクを外した状態でエンジンを掛けて調整できるよう、ガソリンを入れるサブタンクも作った。

Check at ignition timing
2007.05.19
38,300km
■エンジンオイル交換
  Chevron Supreme 10W-40に交換。API はSL 。 ドレンボルトを外してしばらくおいてたら、2.6L入った。
■テストラン、燃料タンクリザーブ容量
  初期整備の状態を確認するために近場に試走しに出かけた。家を出て50mでエンジン停止。ちょっとビックリしたが、症状はガス欠なので慌てず対応。それにしても一旦ガス欠になると、コックをリザーブにしてもガソリンがキャブになかなか来ない。何とかならないか?
 サービスマニュアルの記載を見つけられなかったので、
フューエルタンクのリザーブ容量をガソリンを抜き取るついでに実測してみた。4.7Lあったが、安全のためには4.0L位で考えておいたほうが無難だろう。キャブレタ同調後は平均20km/Lは走っているが、最低の18km/Lで計算してもリザーバーで70kmは走れそうだ。逆に砂漠でもないかぎり、満タン23Lの航続距離は400kmはいける計算。ガソリン満タンから300kmで早めにリザーブに切り替えれば、面倒を避けられそうだ。

Nuruyu Spa
2007.05.25
38,300km
■GPS取付け
 明日のキャンプツーリングに備えてXRVにGPSを取付ける。GPS取付けといっても、電源はマップケース用の電源カプラを利用し、XRの電源ケーブルに2Pカプラを付けて共用する。GPSのケースはGSと共用。ようするにXRV用に作ったのはGPSケースをハンドルに取付ける台座だけ。

2007.05.26-27
38,952km
■二子島森林公園キャンプツーリング
  本当は奥会津に行くつもりだったが、途中あちこち寄り道をしているうちに奥会津に行くには遅くなってしまった。それで行き先を朝日スーパー林道に急遽変更。去年、XRで行ったとき、この次はキャンプしに来ようと思ったのを思い出したからだ。朝日スーパー林道も舗装が進み、最近は朝日スーパーラインと呼ぶらしい。山形県の小国町から入ったが蕨峠が通行止め。行けるところまで行こうと思って先に進むと、栃ノ木の大木が倒れていた。木の下が開いていたのでバイクは楽勝で通過できた。しかし、運もここまで。猿田ダムを過ぎて猿田川野営場まであと5Kmという林道の入り口が、いまだ冬季閉鎖中。残念だが途中で行き先を変更したため、情報を朝日村に確認してこなかったので仕方ない。薄暗くなった道を戻って村上市側の二子島森林公園でキャンプ。焚き火をして小国で買ってきたビールを飲んだ。とても美味かった。初めて利用したキャンプ場だったが、ロケーションのいいところで気に入った。また来よう。
 翌日は帰りに白鷹町の千利庵で美味しいそばを食べ、意外と満足度の高いキャンプツーリングになった。

Fallen dawn tree of horse chestnut large tree
Combustion fire
2007.06.10-15
38,952km
■クッションアームのダストシール交換
 リヤサスのニードルベアリングの状態を確認するために分解掃除。状態はまあまあ。ベアリングは異常なし。しかし、ダストシールは半分が要交換だった。この際、クッションアームのダストシールは全部交換。クッションリンケージ全体をサビ止め塗装後、グリスアップして組み付け。

2007.06.17
39,121km
■林道テストラン
  リヤサスのグリスアップの成果を確認するために(笑)、林道を走りに行く。しかし、今日は父の日。午前中で家に帰らなければならない。東北の背骨、奥羽山脈は船形連峰の林道を90kmほど走りに行くことにした。しかし、出発前の点検で、リアランプに異常発見。ブレーキランプがちゃんと点滅しない。チクショー! 先週、クッションアームのダストシールを交換したとき、リアブレーキのホースがスイングアームに引っかかって、リヤブレーキランプスイッチのスプリングの針金が曲がったみたいだ。仕方ないので、リヤタイヤをもう一度外してブレーキランプスイッチのスプリングを修正。
 1時間遅れで出発。林道に入ってすぐに、後悔。一昨日までの雨で林道が水溜りだらけ。こりゃーせっかく綺麗にしたばかりなのに、また泥だらけだ、アチャー。まっ、しょうがないか。でも、天気が良くて、気持ちいい林道ツーリングだった。

Woodland path
Japanese cypress
2007.06.23-24
39,933km

■奥只見湖キャンプツーリング
 アフリカツインの基本整備が終わったので、一泊のキャンプツーリングに出かけた。前日まで雨の予報だったが今年は運よく週末の天気が好転してくれる。家族も各々用事があったので、晴れて自由の身。前から行こうと思ってた奥会津の国道352号線を走りに行く。奥只見湖の周辺を通る352号線は、これまで二輪車は全面通行止めの措置が取られていたし、午前中は新潟県側から福島県側へ、午後は福島県側から新潟県側への一方通行規制があった。2006年度よりこれらの規制が解除となったので、二輪車がやっと自由に走れるようになったのである。
 道は舗装されているが、道路の上を沢の水が流れる河床路になっおり、桧枝岐村から新潟県魚沼市まで枝折峠や奥只見湖沿いに急カーブが連続した道は、まさに絶景である


Campground
Riverbed road
2007.07.04
39,940km
■ハンドルバーセットバックキット取付け
 初期整備が一段落し、ブレーキレバー、クラッチレバー、シフトペダルなどの位置あわせも落ち着いたので、いよいよ自分に合わせて乗り易くするための改造をしていく。
 手始めはハンドルが遠いので、位置調整のために今まで付いていた立派なハンドルアップブラケットにガレージにあったセットバックキットを追加。

2007.07.07
39,944km
■ワイドステップ自作
 ステップが小さいとスタンディングが安定しない。今付いているのは、CRMのスッテップだと思うが、ステップは大きいほうが絶対楽だ。100GSと同じようなワイドステップを作る。コタ用に買っておいた塩ビ管を押さえるホルダーの金具を加工して自作する。(2008.06.21 ワイドステップを強化した。)

2007.07.09
39,944km
■GIVIモノキーケースのキー共通化とベース取り付け
 ジビのモノキーケースE36NJを1個とE45NJを2個購入した。E45NJのキーは2個とも同じキーナンバーだったが、E36NJは違っていた。1つのキーで3個のケースが開けば楽。そこで、モノキーケースのキーを共通化した。

GIVI MONOKEY
2007.07.12
39,944km
■タイヤ交換
 タイヤが丸坊主になったのでT63をT63に交換。チューブタイヤの交換がすごく楽に感じられた。たぶん、このところ100GSのチューブレスタイヤの交換が多かったせいだろう。タイヤ交換後にスポークの弛み止めに、ロックタイト290を塗付。ロックタイト290は粘度が低く、ネジ締め付け後、後浸透による固定に使えるので、スポークの弛み止めに便利。
 海の日の3連休で北海道に行くつもりだったので、夜間作業で交換した。しかし、台風4号は強い台風だそうで、台風の影響で北海道から帰ってこれなくなりそうなので延期。
 その間、さらに改造。(笑)

T63
Locktight290
2007.07.15
39,962km
■トリップマスター改造
 XRVのトリップマスターにスピードのデジタル表示はない。アナログのスピードメーターが付いているので要らないといえばそれまでだが、見やすさによる安全性向上のためアフリカツイン改造定番のスピード表示改造をした。

Tripmaster
2007.07.16
39,970km
■ハンドルバーエンドのカット
 ハンドルバーはレンサルのエンデューロハイが付いているが、グリップエンドで測るとハンドル幅が約184cmある。エンデューロマシンとしては押さえがきいて良いが、ツーリングマシンとしては私には広すぎ。
 ちなみに,GSは178cm、XRは同じくエンデューロハイの両端カットで183cm。ハンドルバーの両端を金鋸で15mm×2カット。181cmにした。 これで殿様乗りに1歩近づいたか?
 その後の北海道ツーリングでは、セットバックキット、ワイドステップ、ハンドルバーカットの相乗効果で野口シートの丁度おいしい所にお尻が乗っかる。これで、長距離ツーリングがとても快適になった。

Handl bar cutting
2007.07.26
39,970km
■TOURATECH Pannier Frames フィッティング
 GIVIのチューブラーパニアホルダーXRV用が既に製造中止でメーカー在庫も無しとのこと。仕方なく高いTOURATECHのパニアフレームを発注する羽目になった。ところが、TOURATECH AGに発注すると、「日本に代理店が出来たから、そっちから買ってくれ」というメールが来た。これまた仕方がないので、ツラーテックジャパンなるところに発注をしたが、AGよりもかなり高額になってしまった。代理店、いらねー。おまけに、在庫がないので納品まで1ヶ月以上かかるとのこと。北海道ツーリングに間に合わないヨ! もういいって!
 そして、本当に1ヵ月後、やっと届いた。でも、北海道行きが延び延びになっていたので、出発に間に合った。早速、夜中に取付け開始。それにしても、高価な割りには塗装がいい加減なのか、輸送中の疵なのか分からないが、使わないうちからタッチアップ。仕上げの良いメイドインジャパンが売れるわけだ。フィッティングも心配したが、後部左右ウインカーの隣の穴にネジ山を切り、左側タンデムステップそばのハーネスとの干渉部分を削って何とか収まった。
 GIVIモノキーケース側にも一緒に購入したTOURATECHのマウントキットを取り付ける。右35L、左45L、トップ45L、合計125L。キャンプ用品をつめても余裕。ヘルメットも入るし、ビールもタップリ買える。
(2008.10.11 TOURATECHラゲージラックにGIVIモノキーケースがワンタッチで取り付けられるように改造。)

Luggage rack
Monoky case
2007.07.28
-08.02

42,482km
■2007北海道ツーリング(花咲ガニ)
 去年は仕事が忙しく、十何年かぶりで夏の北海道ツーリングに行けなかった。今年は必ず行くぞ、と予定を立てていたが、7/14の台風で流れ、7/16の新潟県中越沖地震の災害派遣でまた行けなくなってしまった。このままだとヤバイ。災害派遣に行った強みで無理やり夏休みをとり、ソロツーリングに出発。前日の飲酒のため午後から出発。途中、久慈の近くで夏祭りの渋滞で30分予定より遅れて大分あせったが、何とか八戸からフェリーに飛び乗った。
 早朝の苫小牧港にフェリーで着くと気分は高揚して最高。タイヤも新しいので林道走行は不安なし。しかし、XRVはGSに比べると重心が高いのでUターンは慎重に!XRVを探しているとき立ちゴケ傷のあるXRVが多かったのも頷ける。GSの低重心だとコケる気がしない。しかし、夏の高速道路における水冷の心強さとダートを高速で走ったときの安定感は、XRVならでわ。ということで、夏の北海道ツーリングはXRVに軍配があがる。天候に恵まれ、フェリー2泊、キャンプ4泊、6日間で、2,512km。ハイオク108L消費。約23km/Lということで、燃費は北海道の場合、まあまあ。
 圧巻は花咲ガニ。無理やりの夏休みだったので、家族へのお土産も奮発。勿論、私も2匹とカニ汁を美味しく腹いっぱい食べた。

Dart
Hanasaki-gani
2007.08.15
42,482km
■エンジンオイル&オイルフィルタ交換
 北海道から帰って4300kmでオイル交換。オイルはChevron Supreme 10W-40。オイルフィルタはVesrahからDENSOの汎用品に交換。オイルはあまり汚れてはいなかった。

Oil filter
2007.09.22
43,052km
■シフトペダル改造
 今日、海辺でパリダカごっこをしていたとき、XRVのシフトペダル可動部の角度が気になった。ハンドルをスペーサーで手前にしたため着座位置が後方になったので、シフトペダルは結構高い位置にしてある。そのせいでペダル可動部の角度が傾いており踏み辛いので、シフトペダルを踏みやすくするため角度調整の改造をした。

Shift pedal
2007.10.14
43,341km
■ストップランプスイッチ修理
 先週、寒冷前線のにわか雨でバイクを濡らしてしまった。フロントブレーキは錆びるし、念のため点検したらブレーキのストップランプも点かなくなっていた。まずは原因追求。ブレーキペダルの操作ではストップランプが点灯する。ということはブレーキレバーのストップランプスイッチか、その配線の接触不良が考えられる。確認のためスイッチをカチカチ動かすと時々ランプが点灯していたが、やがて点かなくなった。コネクタを揺すってみても変化無し。フロントブレーキライトスイッチのコネクタ接続を外し、コネクタを短絡させるとランプが点灯するではないか。しかし、スイッチをコネクタ接続させると点灯しない。つまり、スイッチの不良だ。
 原因が特定できれば、後は修理するだけだから簡単。バッテリーの接続を外してから、スイッチ取り付けスクリューを外し、スイッチをフロントブレーキマスターから取り外して蓋を開ける。スイッチの節度は良いから、きっと大丈夫。まず、内部のスイッチ接点を磨いてみる。バッテリーを接続して試すと、ほら点いた。ポイントの汚れだ。ポイントに接点復活剤を塗り、乾かしてホットボンドで蓋を接着する。サクサクと作業が進んだので、修理中の写真を撮り忘れた。

Stop lamp switch
2007.10.29
43,464km
■ブッシュガードスポイラー取り付け
 秋風が冷たくなり手がかじかむようになったので、Acerbis のブッシュガードにスポイラーを取り付けた。オークションで200円だったが、送料も200円、振込手数料は158円。計558円。取り付け用ネジが1個足りなかったのは、ご愛嬌。安かったが色がパープルだったので、ガレージにあった車用のシャシーブラックで黒く塗って取り付けた。いくらか風よけになれば良いのだが。
 その後、シャシーブラックではあまり質感が良くないので、エキパイ用の耐熱つや消しブラックを塗ったが、一度の林道走行で案の定傷だらけになった。

Acerbis rally bush guard
2007.11.04
43,669km
■花立峠、田代林道
 紅葉狩りに出かけたが国道が渋滞していたので、わき道に入り林道めぐりになってしまった。特に、田代林道はダム工事のため近年通行止めになっていたが、最近は日曜日だけは通行できるようである。田代高原にはミステリーゾーンが出現していた。なにこれ?

Mystery zone
2007.11.11
43,669km
■スロットルワイヤー給脂
 今日は寒冷前線が通過中。にわか雨が必ず降ってきそうなのでバイク整備。XRVのスロットルがチョット重いような感じがしていたので、ワイヤーに給脂。その結果、ハンドルが正面を向いているときは軽くなったが、ハンドルを左右に思いっきり切ったフルターン状態では戻りが悪いのは変わらなかった。 こんなもんか?スロットルに遊びが少ないが、これ以上の調整はガソリンタンクを下ろすことになるので、調整はこの次のお楽しみにしよう。

Greasing
2007.11.23
43,787km
■キャブクリーニング
 異常に早い昨日の積雪のため、今日は3台まとめてキャブクリーニング。エンジン暖機の後、エアフィルターを外してキャブクリーナーを吸気口に吹きつけ5分放置。その間、エアフィルターをブローしたが汚れていない。エンジンを掛けて吹かしながらキャブクリーナーをキャブレターに吹き込む。キャブレターを掃除しようと思ったのは、先日のアフターファイア。下り坂でエンジンブレーキを長く掛けていたら2度ほどマフラーからアフターファイアした。アイドリングを1100回転ぐらいまで下げていたので1300回転ぐらいまで上げたら、帰りにアフターファーアは起きなかった。整備後には1200回転に下げた。

Cleaner
2007.12.02
43,898km
■スクリーン瑕取り
 スクリーンについていた瑕を取った。テープで囲んで荒目のコンパウンドから極細目まで順番に丁寧に擦り、最後に高分子ポリマーで艶出し。走っていて気になるような瑕ではなかったが、綺麗になったので気分がいい。

Compound
2007.12.09
43,967km
■スロットル遊び調整、パイロットスクリュ調整
 グリップ側での調整が不十分なのでフューエルタンクを外し、キャブ側でスロットルの遊び調整。サイドカバーを外しただけでも無理すれば遊び調整は出来るが、この際外したほうが楽。ついでにキャブクリーニングとパイロットスクリュを外して綺麗にした後、アフターファイア予防でチョイ濃い目に調整。それにしてもサービスマニュアルに書いてあるアイドルドロップ法というパイロットスクリュの調整方法はエンジンの回転数を正確に把握しなければならず、これで調整しても「これで良し」という確信を持てないのは私が素人だから? まあ、調整方法が書いてあるだけましとも言える。
 エアクリーナーボックスを外した時、改造意欲がむらむらと湧き上がったが、辛うじて我慢。吸気をいじればキャブ調整が必要だが、キャブをチョットいじるのにもいちいちカウルとフューエルタンクとエアクリーナーを外さねばならず、面倒臭そうなのでヤメタ。そもそもエンジンは調子良いし充分なパワーもあるのだから、下手に弄らないのが懸命。むしろアフリカツインの場合、軽量化と足回りの強化が必要かな?

Adjustment
Cleaning
2007.12.30
44,108km
■バックミラー交換、充電&掃除
 ナポレオンのミラーからホンダ純正のバックミラーに交換。
 ちょこっと試走したらエンジンがガサついている感じがしたので、帰ってからバッテリーの電圧を測ったら12.23Vしかない。でも、エンジンは始動できるので充電して少し様子を見ることにした。暖かくなれば大丈夫か?GSだとこの電圧ではスターターが回らない。BMWとはえらい違いだ。しかし、ツーリングの途中でバッテリー上がりは嫌だから、そのうちバッテリー買わなくちゃ。
 最後に、XRVの今年1年の泥を落として綺麗にした。今年もツーリングやら修理やらで色々楽しませてもらった。何事も経験ですね。でも、こうして大した事故にもあわず年の瀬を迎えられたことに感謝です。

Rearview mirror

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AfrikaTwin XRV750 '98