FLHR

 ハーレー・ダビッドソンのロードキングを衝動買い。テレビで昔の映画「イージー・ライダー」を観ていたら熱い血が体内を駆け巡った。パンヘッドのチョッパーで若かりし頃のハーレーへの憧れを思い出してしまった。
 でも、ハーレーは高価だ。私の感覚からするとハーレーの値段は異常だ。性能と値段が乖離している。きっと、性能の値段じゃないんでしょうね。もしかして、メッキ量に比例?私の場合、多少の錆や傷は気にしないので、小遣いで買える、とにかく安いハーレーを探したら、ありました。
 1994
年式 FLHR Road King。初代ロードキングでエボリューション・エンジン。物知りに聞いたところ94年の初代ロウキンは日本に数十台しか輸入されなかったそうだ。どおりで94年式はパーツカタログにもオーナーズマニュアルにも載っていないはず。
 ハーレーのロードキングと聞くと、ビッカビッカでゴージャスというのが普通のイメージだろうが、おあつらえ向きに、このロードキングは両側のサイドケースが無いばかりか、サイドカバーも変なのが付いており純正度は高くない。また、スピードメーターは壊れているし、ウインカーも点滅しないし、オイルは吹いてるし、キズ・サビ・メッキ剥がれ何でもあり。しかし、そんな「やれた感じ」が気に入っている。()


                             Last maintenance

2009.10.07
(27,600km)
■ロードキング宅配、基本チェック
  本日、ロードキングがBASのトラックで配送された。さすがに350kgをトレーラーで引き取りに行く気にはならなかった。積めても無事に降ろせる自信がないので、宅配。
<総合チェック>
早速、ハーレーの総合的なチェックをして、今後の車両整備の構想を練る。とりあえず、エンジンは掛かるので基本的にはOKだが、当然問題もあった。
エンジンはエボリューション1340cc。1発始動で吹け上がりも良いし、空吹かしの感じでは調子良さそう。だが、アクセルを煽ったときキャブがバシッバシッいってる。何これ! 吹き返し、バックファイヤーってやつでしょうか。でも、バックファイヤーの危険な勢いとは、ちょっと違う感じ。ハーレーは初めてなので、現時点ではハッキリ分からない。エアクリーナーとキャブレターの掃除、プラグ交換、燃調してまともになることを期待。まあ、要は給排気系のバランスが取れてないってこと?
S&Sのエアクリーナーカバーを外してみたらビックリ。エアクリーナーエレメントが無い。いや、エレメントの金属メッシュの輪っかだけ付いていた。これって何のつもり?スポンジでも巻いてミッションオイルでも塗っとけばいいのに...
キャブレターはご存知ミクニのHSR42。試しにアクセルを捻ってみると加速ポンプからビューッと大量のガソリンが噴出、奥のマニホールドに撒き散らしている。まるで庭に水播きしている塩梅。あーこりゃ下手すると、プラグかぶるわな〜
スパークプラグは、チャンピオンRN12YC。まだ、新しそうだし、今のところ焼け具合はちょっと濃い目だが、まあまあ良い感じで意外と被っていない。ふーん、加速ポンプであんなにガソリンぶっかけてもハーレーって大丈夫なんだ。逆に、スゲー。プラグ1本でも、低回転でゆっくり燃焼させられるから完全燃焼するのかなー。
イグニッションコイルは、お馴染みダイナのグリーン3オーム。ちょっとひび割れあり。さっそくボンドで補修。本当は補修したことになるのか疑問だが、防水ぐらいにはなるだろう。
タイミングセンサーはダイナテックの「DYNA S IGNITION」デュアルファイアー。隙間から良く確認はできないが、奥にはおそらくアドバンスユニット(ガバナー)が付いているのだろう。
オイルクーラーがフレームの左側ダウンチューブに付いている。LOCK HART製の縦型で、THERMOSTATIC BY-PASS VALVEサーモスタットも付いている。ネットで調べたらサーモバルブは71℃で開きはじめ、全開82℃らしい(160°F-180°F)。渋滞のノロノロ運転なんかでは心強い。
マフラーはサンダーヘッダー・フルエキゾースト・2in1のロング。はっきり言って、爆音! バンバンバンって音で、サイレンサーのエンドから覗くと四角錐のエンドバッフルは付いているが、空間が大きすぎて音が全部すり抜け、いや、筒抜け。いくら何でもこのままじゃあ、近所迷惑。最近は車検ではねられるって話も聞くので、何とかせねば。()

 あっ、始動時にマフラーの後ろは危ないよ!炎が噴き出すから...
トランスミッション5速。ヒールのシフトレバーが付いていない。入りの感触は良いがニュートラルは少し出しづらい。ミッションオイルが温まればよくなるのか?オイル滲みはあるが漏れはないようだ。オイル量の確認は、後日。
クラッチは滑りなし。ダービーカバーはアレンネス。
スターターモーターは元気いい。
プライマリーはトランスミッションとの間にオイル汚れが付着。インスペクションカバーにオイル滲みあり。
スピードメーターは、車検取得の関係でヤバそう。エンジンかけると針がピョンピョン踊って、吹かすとメーターの針が260kmあたりを指す。オドメーターは000000km。リセットボタンは穴の中に凹んでて押せない。壊れているスピードメーターはハーレー純正で、見た限りオリジナルみたいだが、メーターケーブルによる機械式ではなく電気式なので厄介。メーターの故障なのか、電気信号の不良なのか原因が分からないと直しようがない。しかし、流石アメリカで独自に進化したハーレー、電装が日本車とはまるで違う。よく分からないのは私の理解力の無さか、トホホッ。()

インストゥルメントパネルはアレン・ネスのプラスチック製が付いている。インジケーターはニュートラルランプのみ。
ウインカーは左側の前後が点滅しない。ハザードにすると4個のウインカーが点滅する。これも原因追求が必要だが、単なる接触不良ならいいな〜 本格的なチェックと修理はマニュアルが来てからということで、後回し。
シートもスポンジが固い。コルビンシートだが、もう少し柔らかいのが好みなので、リーズナブルに自前スポンジ追加にそのうちチャレンジ。
ヘッドライトが暗い。たぶんバッテリーが弱っている。とりあえずフル充電,と思っていたらナセルの裏にヘッドライトスイッチがあった。なーんだ、暗いわけだ、ポジションランプが点いてたんじゃん。()

バッテリーMFタイプのXTREMEVOLT XTX24HL-BS12.93Vあった。バッテリーケースの下側が腐っている。過去のバッテリー液漏れによるものか?
ブレーキが利かない。特にリアブレーキは蹴飛ばしてもスーと止まるぐらいに利きが悪い。こんなんじゃ車検は無理でしょ。後で分解掃除。

リアサスペンションは、Progressive Suspension。カバーの内側が錆び錆び。ちょっとオイルっぽい。
タイヤDUNLOPで、とりあえず車検は通るだろう状態。前が、TOURING ELITEU/MT90B16-71H D402Fで、後ろがARROWMAX GT501 130/90-16 67H。ゴムがカピカピ。さっさと前後おそろいの新しいタイヤに履き替えたい。
●以上、ざっとみた感想は、「車検が切れる2年前までは大事にされていたが、最近はろくに磨かれもしなかった。でも、エンジンの調子は良いし、当時のハーレーには必然的な色々の不具合にもそれなりの修理が行われているが、きちんとしたメンテナンスはされていない!」というもの。流石エボリューション・エンジン丈夫だ。ツーリングシリーズの二輪車は大切にされているのが普通だろうが、例外もあったんだなー。まあ、だからこそこのロードキングは私の手に入ったんだし、と運命を感じて妙に納得。
 それにしても、この‘94FLHRロードキングは、まさに私向きのハーレーといったところ。細かい不具合を数え上げたらきりがなく、いずれにしても中古部品を探しながら、とりあえずは車検が取れるところまで整備していこうと思っているが、手がかかって大いに楽しめそうというか、ちょっとめげそう...()
Road King
Sanderheader
Speedmater
Bafl
2009.10.08    0km ■マニュアル、パーツカタログ、ねじセット購入
  北川商会からサービスマニュアル、パーツカタログ、おまけにアメリカインチサイズのボルトナットのセットを購入。近くのねじ屋さんに聞いたらインチサイズのボルトナットは取り寄せになるそうなので、何かのときのために購入しておくことにした。‘94FLHRの場合、SERVICE MANUAL日本語版は9396で問題ないが、Parts Catalog9596に登載されている。9394のパーツカタログには載っていない。もしやと思い確認したので難を免れたが、危ない、危ない... ちなみに、‘94のオーナーズマニュアルにもFLHRは載っていない。初代なので載っていないのだろう。おまけにマニュアル、パ−ツカタログの両方とも全機種が1冊になっているため、ぶ厚く重いので、見づらく高価だ。他の機種は要らないから、メードインジャパンのように機種ごとが良い。売るほうだけ合理的?
■エアクリーナー、インナーバッフル、グラスウール発注
ネオファクトリーにエアクリーナー、インナーバッフル、グラスウールを発注。
Manual
2009.10.09
   0km
■インチ工具購入
  街に行ったついでにアストロとストレートを回り、インチ工具のスパナセット、ソケットボルトセット、ヘキサゴンレンチセットを購入。工具箱に入った安いセット工具を買おうかとも思ったが、工具箱が邪魔なのでやめた。
■オイル漏れ対処
 クランクケースのオイルスクリーンのプラグとオイルポンプの2つのカバースクリューからエンジンオイルが噴き出して、エンジンを温めると下に垂れている。ここ以外にも恐らくオイル漏れはあるだろうが、とりあえず垂れているオイルは止めておこう。油圧が掛かっているオイルラインからオイルが漏れるのは当たり前か?しかし、キチンと補修管理すれば、バイクはオイル漏れも滲みもしないのが普通だ。オイル漏れをあまり気にするなという人もいるようだが、直しもしないで言い訳しているのもなんだから、オイル漏れ阻止に挑戦!何より、オイルが漏れたままでは気分が悪い。
 まず、クランクケースのオイルスクリーンのプラグのオイル漏れから。このプラグの頭には油圧メーターが付いており、これを外さないとオイルスクリーンのプラグが廻せないので油圧メーターをまず外してからオイルプラグを外す。社外品のプラグにはOリングが付いておらず、ねじ部分にネジロックの様なものが付着している。漏れ止めか?オイルスクリーン自体は綺麗で、異物の混入は無かった。
 オイルポンプの2つのカバースクリューも外してみるとリングは付いているが、オイルは漏れている。プランジャータイプというのか、この手のオイルポンプは初めてなので、取り出したバルブとチェックバルブのボールを興味深く観察。一応、パーツを舐めるようにして点検してみるが、損傷や異常は無さそうだ。外すのに苦労するくらいギッチリ締め付けてあったので、オイル漏れは単に部品の加工精度不足によるものか? リングもまだ大丈夫そうなので再利用。3つともねじ部分に水道工事用のシールテープを巻いて締めなおす。これでオイル漏れが止まればいいのだが。締めたプラグとスクリューは皆パーツクリーナーで綺麗にし、少しでもオイルが滲んだら分かるようにしておく。エンジンを掛けただけではオイルは滲まなかったが、走って油圧が掛かってみないと本当のところは検証できないだろうから、今日のところはこれでお仕舞い。
 その後エンジンオイルの漏れ、滲みはない。
2009.10.10
   0km
■エアクリーナー、バッフル、グラスウール到着、取り付け
 ネオファクトリーから届いたエアクリーナーを早速、取り付ける。が、その前にS&Sのエアクリーナーのバックプレートを外して、燃料ホースとブリーザホースを確認。フロントシリンダーについているブリーザーホースが酷いひび割れ。しかし、パーツカタログを探してもこのブリーザホースが見当たらない。電工テープでぐるぐる巻きにして補修。とりあえず、キャブは無調整でエアクリーナーを取り付ける。エンジンを掛けてみたら、バシバシいってた音は消えた。エアクリーナーが無かったんでS&Sの金属カバーに音が反響して、バシバシって聞こえていたのだろうか?あるいは単純にエンジンが暖まると大人しくなるだけ?
 バッフル(インナーサイレンサー)にグラスウールを巻き付けて、針金で縛る。程よい太さと硬さにするのが難しい。太く巻き過ぎて2回やり直した。おかげで、グラスウールだらけで手首がチクチクする。完成したグラスウール巻きバッフルをマフラーの直管部分に挿入。ゆる過ぎず、きつ過ぎず、丁度良い感じで、いざとなったら取り出しも可能な太さ。エンジンを掛けてみたら、静かで少し物足りないくらい。なーんて、バンバンバンって暴力的な排気音に比べたら、静か過ぎるくらいでちょうど好いんでしょう、きっと。車検用なんだから!
2009.10.11
  0km
■サビ落し再塗装
  フレーム、シート下、プライマリー、レギュレーター、レバーをワイヤーブラシとボンスターで磨き、サビ止め塗装。クリヤキンのプライマリーケースカバーが付けられていたが、メッキが大きく剥がれていたので廃棄。無いほうがスッキリ。エンジンと腰周りはブラスターでも掛けないと綺麗になりそうにないので後回し。レギュレーターは厄介そう。塗装が半分剥がれてパカパカで酸化アルミの白粉を吹いている。ケーブルのプラグを外すとオイルだらけ。なんかリークしそうな気がするんだけど、これで大丈夫か?とにかく、レギュレーターはワイヤーブラシでごしごし擦って塗装を剥がし、シャーシブラックで再塗装。でも、前輪のすぐ後ろの取り付け位置って、どうなんだろう。アメリカは雨降らないんだ、きっと!
 ホーンは分解して再塗装。2ヵ所ほど傷があったが、タッチペイントを塗っておいた。錆びなきゃいいんです。整備後、テストしたら音が良くなったような...気のせい?
 シートを外してみたら、バッテリーのクランプがバッテリーから外れている。ボルトを締めようとしたら、ボルトが素直に回らない。あれっと思ってボルトを外してみたら、インチボルトじゃない。早速、北川のボルトナットセットが役立った。ついでに、ゴム板を切ってパッドを作り、クランプの先端にボンドで接着。意外とこんなものがバッテリーの破損防止には必要だったりする。なにせ、今年のクラブツーリングではXS1のバッテリーケースが破損。原因は、たぶん振動。ロードキングもゴムブッシュでエンジンマウントしているとはいえ、振動はそれほど負けてはいないでしょう。()
2009.10.20
  0km
■サイドカバー購入
 シート下のサイドカバーが社外品のやつでメッキが安っぽいので、取り外した。これも純正のサイドカバーは高価なので、何か適当に合いそうなやつを探そうと思う。左右ともイグニッションモジュール、リレー、サーキットブレーカー、ヒューズボックスなどの電装機器が中に入っているので出来れば水を被らないようなカバーにしたい。
 2、3日ヤフオクや社外品でロードキングのサイドカバーを探したが、これだというような適当なものが見つからない。気長に探そうと思っていたらヤフオクに「ハーレー ネス ウルトラ用サイドカバー」というのが出品されていた。入札締め切りは...何と残りあと1時間。写真を見ると使えそうだが、純正のサイドカバーとは形が違っている。「年式が違うのか、ウルトラとロードキングで形が違っているのだろうか。」と思い、パーツカタログをよく調べてみたらFLT 95ALLと書いてあり、FLTモデルは共通部品。「ネス」はカスタム・ハーレーで有名な「アレン・ネス」のこと?
 結局、中古パーツの詳細情報が無いので、適合するかどうかは現物を入手しないと分からないだろう。やれやれ、オークションってやつは...もう少し時間があればと思うが。仕方ない、入札、即、落札。
 ハーレーって純正のオプションパーツも多いが、「アレン・ネス」のようにサードパーティーでやっているカスタムメーカーや部品メーカーが多く、非純正部品がとても豊富。この辺が他のバイクとは異なっていて、一種独特なカスタム文化って言うんだろうか。自分のバイクを補修しながら長く乗り続けたいときには、非常に役立つ。バイクの楽しみは買って乗るだけではなく、メンテナンス、カスタマイズの喜びも大きいと思う。趣味の世界って、広がりがあるとどんどん楽しくなってゆく。ハーレーは、カスタム好きな人はパーツを変えて楽しめる。私のような貧乏人は、中古部品探しで楽しめる。()
2009.10.24
  0km
■ネス製サイドカバー取り付け
 ヤフオクでウルトラ用ネス製のサイドカバーをゲット。多少汚くても構わないのだか、ボルトオンで装着が可能かどうか現物を見るまでは不安。オークションってドキドキする反面、不安も一杯。でも、中古パーツを買う良い方法が今のところ他にないので、しょうがない。
 
さっそく、ロードキングに合わせてみる。ピッタリということではないが、おおむね良好、雰囲気的には良くマッチする。むしろ、純正品よりカッコイーかもしれない、さすが「ネス」。流れるようなラインは純正よりいい。でも、そのままではタンデムステップが付かなくなった。DIYから金具を買ってきてステーをつくり60mmほどタンデムステップを下げた。今回も「ねじセット」が大活躍。買っておいて良かった。
 サイドカバーの色合いが、同じ黒なのだがフューエルタンク、リアフェンダーとは微妙に異なるので、塗り直したくなる。フューエルタンクもキズを埋めて再塗装したいので、後日挑戦。
2009.10.25
  0km
■ウインカー修理
 左側のウインカーが点灯しっ放しで点滅しない。ウインカーを開けてみる。他はまあまあだったが、左前側はビックリ。サビがウインカーの中で山になっていた。点くのが不思議なくらい。しかし、ハザードにすると4個のウインカーが点滅する。面倒くさいが原因追求が必要。FLHRはウインカーがモジュール化されており、自動キャンセラーになっているみたいだが、それも関係しているのだろうか?ああー面倒くさい。電気系は故障の原因がはっきりせず、下手すると順番にパーツ交換するという試行錯誤法になるので嫌いだ。マニュアルのトラブルシューティングにもこのような症状の解決方法は載っていない。役立たずのマニュアルめ!
 左前側だけ錆びの山だった原因は、ゴムシールがレンズの前に入っていたこと。ここだけレンズが引っ込んでいるので見ればすぐ分かりそうなものだが、前の所有者は気付かなかったようだ。とりあえず、抵抗を測るとアースの導通はある。錆び落しをしながら考えてみる。左は点灯しないのではなく、点きっぱなし。ハザードでは点滅??? もしかして、と思い左前側のウインカーバルブを外してみたら5W。他の3つは23W、あちゃー。ほーんと前の持ち主ったら...
 試しに、ガレージにあった4輪車用のちょっと大きめの21Wバルブを入れてみたら、無事点滅。早速、近所のバイク屋さんに行って23Wのウインカー用バルブ300円を調達。これでウィンカー故障も無事解決。ウィンカーのケースの中で錆びついて割れていた金属ソケットも細いスチールの針金で巻いて補修。これであと10年はもちそう。()
2009.10.26
  0km
■スピードメーターのチェック
 今日は、いよいよスピードメーター。「日本計器サービス」さんに問い合わせてみたら、「ハーレーの電気式のスピードメーターは直せないんです。中が全然分からなくて。」とのこと。これで最大の難関になった。念のためディーラーに確認したら、純正のスピードメーターは8万円以上だと。高過ぎる。
 
返納証明書では前の車検時の走行距離は、27,600kmになっているが、どうだか。以前にもメーター交換か修理してるかもしれない。走行距離が本当だとすると、製造から15年たっても慣らし中の新車だからね。()
 
しかし、車検を通すには正常なスピードメーターが必要。修理、中古、新品、借用、どうしようか思案中。
●まずは、メーターパネルを外し、裏返しにしてメーターの現状把握。パネルからメーターを取り外し、エンジンを掛けながらチェック。インジケーターランプは正常に点灯。エンジンを掛けると針は0kmから左回りで200kmを指す。アクセルを捻ると針はピョンピョン踊って、一定開度にするとメーターの針が260kmあたりを指す。オドメーターは000000km。リセットボタンを長押しするとPROGRAMの文字が出た。接続誤り、接触不良がないか接続部分を全て点検。異常なし。接続のコネクターは皆新しく、プロの修理痕もあるので最近修理してもらったみたいだが、それでも駄目だったのか?ヤナ感じ。マニュアルにスピードメーターセンサーの取り外し、取り付けは書いてあるが、チェック方法は記載されていない。役立たず。私の判断では、やはりメーター故障という結論。ヤバイ。困った。中古メーターどこかにないかなー、ないだろうなー。
2009.10.27
  0km
■ブレーキフルード交換
 リアブレーキが利かない。蹴飛ばしてもスーと止まるぐらいで、ペダルの遊びも8cmほどある。車検が通るかよりも、これではいざというときに危ない。ペダルの遊びは空気でも噛んでいるようなので、とりあえず、ブレーキフルードを交換。
●右サイドカバー下にあるリアのリザーバータンクの蓋を開けてみてビックリ!フルードの中に沈んでいる丸いものは何だ?半端じゃない量。スポイトで吸い取ると2cc以上あった。フルードが分離したんでしょうか。恐ろしい。リアブレーキを踏んで、疲れたときの小便のような色をした古いフルードを押し出すと、だんだんブレーキの利きが良くなってくる。フルードはDOT5指定。しかもシリコン。マスターシリンダーとキャリパーを「とも洗い」する程度で終了。フルード交換をしただけだったが、空気も抜けたのかリアの遊びが適正になり、踏みごたえも出て好い感じになった。
●フロントブレーキのリザーバーのフルードは分離していなかった。こちらもマスターシリンダーとキャリパーを「とも洗い」する程度で終了。キャリパーの分解整備は、また後日。
2009.10.28
  0km
■フューエルタンク、サイドカバー塗装
 フューエルタンクのキズを埋めて再塗装したいのと、サイドカバーの色合いが同じ黒なのだが、フューエルタンク、リアフェンダーとは微妙に異なるので、塗装に挑戦。今まで塗装はシャシーブラックとタッチペンで終わらせていた。今回は少し気合を入れてやってみる。DIYで必要なものを物色。キズ補修用パテ、シリコン洗浄スプレー、プラサフスプレー、カラースプレー()を購入。
●インストゥルメント・パネルは一昨日外してある。燃料ホースを外し、ガソリンを抜く。ガソリンに大きなごみは無し。フューエルタンクを外すと汚いシヤシ−の背骨が露出。雑巾掛けして長年の汚れを落とすとともにタッチアップ。径の合うゴムホースが無く、ガソリンが旨く抜けずに大分こぼした。そのうち予備のゴムホースを買っておかなくては。
●フューエルバルブを外してストレーナーを確認。バキュームホースがなかなか抜けず、根性なしの私は力を入れて外すのに勇気が必要。ストレーナーに黒い小さな錆びごみは付着していたが、大きなサビは無かったのでタンクの中の状態は、まあまあなのだろう。フューエルタンクにガソリンを少し入れ、逆さにしてもう一度ごみを出す。フューエルバルブのプレートのメッキがはげかかって文字が見にくい。バルブのプレートを外してはげかかっているメッキをオイルストーンに擦って全部はがす。メッキのはげた部分が黒くなり、メッキとまだらで汚らしいのでプレートを裏返しにして取り付けた。念のためマジックペンでRES、ONを表記。油断すると車検で痛い目を見るからね!
●フューエルメーター、フューエルキャップなどをシールして、サイドカバーと一緒にパテでキズを補修し、耐水サンドペーパーで均す。シリコンオフで洗浄したあとプラサフを5回吹いた。塗装も5回重ね塗りする。外で吹き付けをしたのだが、天気が良かったせいか、ちょっと「ゆず肌」。塗装膜が完全硬化したらコンパウンド研磨で艶出し。
●エンブレムをプチブルの両面テープで貼り付け、最後はワックスを掛けておしまい。足回りを除いては見違えるように綺麗になった。
●リアフェンダーは取り外さずに、左右の傷の部分だけ再塗装。傷はおそらく荷掛け用ロープで付いたものだろう。いずれもしっかり洗浄したので、思ったより綺麗に塗れた。
■スパークプラグケーブル対処
 フューエルタンクを外したついでに、ノロジ−のスパークプラグケーブルを補修。ケーブルがフロントシリンダーのヘッドカバーと擦れて磨り減っている部分に電工テープを巻いたあとスパイラルチューブを被せて対処。まあースパークしているからこんなんで大丈夫でしょう。ケーブルがヘッドカバーと接触しているところの取り回しも変更したので、もう磨り減らないだろう。
2009.10.29
  0km
■インストゥルメント・パネル、バッテリートレイ塗装
●インストゥルメント・パネルも昨日のフューエルタンクと同じ要領で塗装。
●バッテリートレイは、サビを完全に落とすと崩壊しそうだったが、サビ落としをきっちりしてからシャシーブラックで塗装。さらに、サビの酷かった下側部分は4輪用の防錆ゴム塗料アンダ−コートを2回塗り。念のため防振用ゴムシートをバッテリーの載る部分に貼っておく。
2009.11.01
  0km
■車載工具購入
  FLHR用に車載インチ工具をヤフオクで購入。でも、バックのままじゃシート下に入らない。どうしよう...
とりあえずガレージにあった米軍のガスマスク用バッグを括りつけて工具入れにする。
Gas mask bag
2007.11.03
  0km
■シート改造
●フレームにサイドカバーが被さるため、その上に載っているシートがどうしても浮く。シートを定位置に押し下げるとこんどはサイドカバーが外れる。どうしようか...カバーを削るか、シートを加工するか。
●とりあえず、シートの台座の股のところの鉄板をプライヤーで掴んで外側にひん曲げてみた...ら、鉄板はびくともせず逆にシートレザーにプライヤーの痕が付いた。いけね!失敗、失敗。
●二度目は慎重にシートレザーを剥がしてから再挑戦。シート台座は黒く塗装してあったので鉄板だとばかり思っていたら、スポンジと一体成形されたプラスチックだった。
●電動グラインダーでシートサイドを削り、ついでにウレタンフォーム10mmをスポンジに被せて、座り心地の改良。結果OK。最初からこうすれば良かった。
●黒の靴クリームを塗って仕上げ。黒は良いです。汚れをみんな隠してくれるだけでなく、塗装も簡単。面倒くさがり屋には最高の色。
2009.11.07
  0km
■オイル類点検
●エンジンオイル
オイル量は少し足りない。真っ黒に汚れているが、変な匂いはない。ドレンボルトを外すとマグネットに汚れが堆積。ここで、問題発見。ドレンボルトに漏れ止めが塗ってあるのかと思ったら違っていた。ドレンのねじ山をなめている。漏れ止めではなくネジリペアの様なものだろう。まったく、前所有者ったら...馬鹿カ? 速攻で、UNF1/2インチ-20のリコイルキットを発注。
これで終わりかと思ったら、まだまだ。オイルフィルターが外れない。ドライバーを2か所突き刺して、ガストーチであぶったらやっと外れた。オイルフィルタの取り外しで、こんなに苦労したことはない。本当に、信じられない... オイルフィルタは「手で締めつける」というのがマニュアルの指示。その通りに、オイルフィルタを手で締めつけただけだが、その後オイル漏れ滲みはない。
●トランスミッションオイル

オイル量は適量。ドレンプラグを抜いて磁石に付着している汚れをチェック。ドレンプラグのマグネットの汚れはひどくないが、ミッションオイルは水分で白濁しカフェオレ状態。フィラーキャップのOリングは潰れていたので交換。ストレートのOリングキットが活躍。
●プライマリーオイル
オイル量は適量。汚れもそこそこ。プライマリーオイルなんてハーレーにしかないので交換時期をどうやって把握するのか見当も付かない。インスペクションカバーのガスケットがぐさぐさ。ついでにプライマリーチェーンの弛みチェック。遊びは適当だったがアジャスターが斜めに締め付けられている。再調整しアジャスターを真っ直ぐにして再締めつけ。1段上げたら遊び20mm→16mmになった。
●オイルフィルター、プライマリーオイルを一緒に通販発注。インスペクションカバーのガスケットはディーラーに発注。届いたら交換作業。
2009.11.12
  0km
トランスミッションオイル交換710ml
まずは「とも洗い」。ミッションオイルを100mlほど入れて再びドレンボルトから排出。新しいミッションオイルに押し出されてカフェオレが出てくる。ドレンボルトにシールを巻いて取り付け、GSのミッションに入れた残りの85W90ミッションオイルを710ml入れる。フィラープラグで確認すると量が足りない。あれっと思ってオーナーズマニュアルを確認すると、ミッションオイル量の確認は「車体を真直ぐに立てて計れ」と書いてあった。しかも「Screw」と書いてある。危ない、危ない。ということは、寝かせてプラグをねじ込まずに確認して適量だったカフェオレは、本当は量が多かったということか?
 
一応ディーラーのサービスに確認するとディップスティックをねじ込むか、差し込むだけかは車種と年式で異なるとのこと。ディップスティックが段々になっていない年式は穴にねじ込んで確認するそうです。
Transmission oil
2009.11.13
  0km
■エンジンオイルドレインホール修理
ストレートからUNF1/2インチ-20のリコイルキットが届いたので補修開始。しかし、これがなかなか大変。電動ドリルが使えないのでリーマーでリコイルタップが入るようにする。パイロットタップを買った方がいいかもしれない。なんとか真っ直ぐにネジを切ってリコイルを挿入。
■エンジンオイル交換3.8L,オイルフィルター交換
オイルフィルターが今まで付いていたものより少し大きい。アダプターのネジ山は合うようなので大丈夫だろう。オイルフィルターを手で回して取り付ける。これで走ってオイルが滲むようなら再度締めつければよい。ハーレーに合うフィルターレンチを持っていないだけだけど。(笑)
ドレンプラグを取り付けて、オイルを3.8L入れる。これから寒くなるので、20W50を3本に1本だけ10W40を混ぜて入れた。

プライマリーオイル交換1300ml

プライマリーオイルを排出するのだが、ドレンプラグもきつく締められていて外れない。CRCを吹き付け、ガストーチで温め、水道管の特殊工具でトルクスを回すと、こんどは簡単に回った。きつく締めるのはオイル漏れの恐怖か? やめて欲しい。
●プライマリーのインスペクションカバーはオイル滲みがあったのでガスケット交換。新しいガスケットは真っ黒。古いガスケットに塗ってあった赤いシール剤がなくなっている。そのまま取り付けてみて、漏れてくるようなら再対応。
●クラッチカバーのほうはオイル滲みもなかったので、リングは再利用。こちらもオイルが滲んでくるようなら再対応。

■オイルチェック
●エンジンオイルのチェックは、'94FLHRの場合、サイドスタンドを掛けたままの姿勢で、ディップスティックのキャップを穴に差し込んで(置いた状態ではなく)計測するそうだ。
●トランスミッションオイルのチェックは、車体を真直ぐに立てた姿勢で、ディップスティックを穴にねじ込んで(置いた状態ではなく)計るそうだ。
●プライマリーオイルは、車体を真直ぐに立てた姿勢で、クラッチスプリングの下がオイルに少し浸るところまで入れるらしい。エンジンオイルとトランスミッションオイルのチェック方法は、車種と年式で異なるらしい。いずれにしても紛らわしい。
UNF 1/2-20
Turns by the hand
Gusket
Plug
Drain
2009.11.14
  0km
■テールランプのバルブ交換と補修
テールランプのポジションが点灯しない。ブレーキランプは点くのでバルブ交換。DIYでバルブを買ってきて交換しようと思ってテールランプのレンズを外したら、ランプの中と裏側が錆びていた。さっそくサビを落として塗装。中はマフラー用の耐熱シルバー、裏側はシャシーブラック。
綺麗になったなーと思って満足げに眺めていたら、リフレクターが付いていないことに気づいた。もしやと思ってテールランプを良―く見ると、レンズの両脇がリフレクターっぽくなっている。これでいいのか!カタログの写真で確認しても、当時ハーレーはどの車種もリフレクターが別体で付いているものはないようだが...
2009.11.15
  0km
■キャブレタ調整
キャブの現状把握。MJ160(Std160)AS:全閉から21/2回転戻し(Std2回転)PJ(Std25)JN(Std J8-8DDY01-97))段数はキャブをばらしていないので不明。現在の設定からエアスクリューを左右に1/2回転ぐらい廻しても体感できるほどの変化はなかったので、エアスクリューを左右に回転数の落ちるところまで廻し、その中間に調整したのだが、それって現在の設定と同じだった。
本当のところは走ってみないと分からないので、現時点ではこの設定のままでいいことにした。マフラーにインナーパイプを詰め込んだのだが、キャブにもエアクリーナーをつけたので、給排気のバランスがそのまま取れているのだろうと、都合よく解釈。()
Mikuni HSR42
2009.11.16
  0km
■タイマーカバー取り付け
今までインナーカバーは付いていたが、タイマーカバーが付いてなくてちょっと寂しかった。べこべこのガスケットを交換するついでに、オーソドックスな「HARLEY-DAVIDSON MOTOR CO.」のタイマーカバーを取り付けることにした。これまで乗ったバイクはほとんどがオフロード系だったので機能美一辺倒。飾りなどというものを取り付けたことはない。飾るという機能しか持たないパーツを初めてつけてみて、意外に満足感があるものだなーと感心。なるほど、ハーレーの楽しみ方って、これか! と、これまた妙に納得。
ガスケットも今まで付いていたのは紙っぽいやつで真ん中に穴が開いていたが、今度のやつは皮っぽいやつで真ん中に穴が無い。また、パーツカタログをみるとカバーはインナーにリベットで留めるような感じだし、カバーにリベットも付いてきたのだが、取り外しが面倒なのでインナーとカバーをボルトで緩く「とも締め」した。タイミングセンサーと接触する部分なので慎重にしたいが、ほかに良い考えもないので、これで良しとした。
 なお、タイミングセンサーはダイナテックの「DYNA S IGNITION」デュアルファイアー付いている。インターネットの商品説明には「※ストリートユースには5オームコイルがおすすめです。」という紹介もあったが、私のロードキングはダイナコイルはグリーンだから3オームでEVO純正と同じなんですが、これはいつも微妙な問題ですねー。
Gusket
DYNA S IGNITION
Timer cover
2009.11.20
  0km
■スピードメーター取り付け
破れかぶれで、ソフテイル'96の電気式スピードメーターをヤフオクでゲット。ロードキングとパーツナンバーは違っていたがメーター裏側の写真を見るとほとんど同じだった。詳細は分からないので現物あわせで確認するしかない。素人の悲しさ、うまく適合していればいいのだが。'94以降のFLTモデルはドイチェ製コネクターだそうで、少なくともコネクターは変更しなければならない。コネクターを4Pと2Pのカプラに付け替えて接続した。キーを捻ってみると、メーターの照明が点灯。2-3秒してからトリップメーターが表示。プッシュスイッチの長押しで0kmにリセットされた。もう一回プッシュスイッチを押すとオドメーターに切り替わり、走行距離は7万2千kmと表示された。(笑) まあ、普通15年乗ったら、そんなもんでしょうヨ。
■仮ナンバー取得
車検を受ける前に、スピードメーターをはじめキャブレーションのチェックなど走行テストで確認しておきたいので、仮ナンバーを申請。役所にいく前に電話で確認したら、自賠責証明書とハンコが必要とのこと。整備、試走、車検などは基本的に各1日だけだそうなので、試走1日と車検1日を申請し、仮ナンバー取得。
Speed mater
4P,2P-Coupler
2009.11.22
  0km
■テストラン
仮ナンバーを取り付けて試走。スピードメーターチェックのため、GPSもハンドルに取り付け。
その結果、心配して修理したところは意外と良好だったが、新たな問題が多々発見された。
スピードメーターはバッチリ。GPSで測定したところメーター40km/hはGPSでもキッチリ40q/hだった。ウインカーのセルフキャンセラーは機能せず。押せば消えるから、まっ、いっか。
エンジンオイルの漏れ滲みはなくなった。
ブレーキはタッチ、効きとも良好になった。特にリアブレーキは、こんなに効くのかと思うくらい良くなって、リアタイヤを滑らせてしまったくらい改善。
ハンドルがほんの少し右向き。ということはフロントタイヤが左向き?フロントフォークの分解掃除で改善されればよいが。
タイヤが滑る。やはりだいぶ古くて硬化しているからグリップが悪いのか。
キャブレタはオーバーフロー。ガソリン満タンにしたら信号待ちでキャブがお漏らし。少し待つと止まるので、負圧コックではなくフロートのニードルが傷んでいるのだろう。分解整備が必要。燃費14.5km/L。お漏らしをとめてもう少し改善したい。アクセルのガバ開けでエンジン息つき。バッフルでフン詰まり?
プライマリーオイルがテストランの休憩中に1滴したたり落ちた。車検後に対応。
右リアショックにオイル漏れ。分解できないときは交換。
▲細かいところでは、スロットルコントロールを留めているナットが片方なくなっている。
FLHR
FLHR
2009.11.23
  0km
■車検直前整備
 そういえば、何気にジーパンがガソリン臭いと思っていたら、キャブレタのお漏らしだったのね。オーバーフローしているだけでなくフロートボウルとボディーの間からも滲んでいる。エアーを境目に吹き付けるといつまでも滲みがなくならない。オーバーフローはオーバーホールが必要なので明日の車検には間に合わないが、滲みの方は対処可能なので応急処置をしておく。
●まずはフューエルコックの確認。ホースを外してもOFFでガソリンは漏れてこないのでOKとする。本当は、ホースに口をつけて吸って確認したほうがいいのだろうが、万が一壊れているとガソリンが口に入るので、根性なしの私はそんなことは決してしない。
●次にキャブの応急処置。ドレインプラグを外してボウルのガソリンを抜き、ボディーとの境目をパーツクリーナーで綺麗にし、エアで乾かす。リークリペアを吹き付けて乾かす。これで、短期間は大丈夫でしょう。
●リアサスのオイル漏れは綺麗に拭って終わり。リアフェンダーにもオイル汚れがあった。明日は拭き取り作戦でいく。
●タイヤが心配。山の残りは最低でも2mmぐらいはある。車検の基準は0.8mmあればいいそうだが、ひび割れがあるので検査員に何か言われると困る。予防に黒シリコンをすり込んでおく。交換したほうが良いのは分かっているが、交換となるとベアリングやらブレーキキャリパーやらをついでにメンテしたいので、車検取得後の冬季整備に実施したいのだ。それにしても、ロードキングのタイヤ交換はやたらに面倒そうだ。特に後輪はフェンダーがタイヤに被さっているので簡単には取り出せない感じ。どうすればよいか?ホイストやクレーンがあれば楽だろうが、そんなものは持っていない。ジャッキで無理やりケツを持ち上げて、4輪車用のスタンドで固定しておくぐらいしか思いつかない。天井から吊り下げたいが天井がもつわけない。ガレージという名の物置小屋だから...
2009.11.24
 72,000km
(27,600km)
■車検取得
ユーザー車検。年末が近づき仕事が忙しくなる前に車検を通しておきたかったので、代休を利用して車検取得。中古メーターのおかげで走行距離が一気に増えた。(笑)
Bike inspection
2009.12.06
 72,000km
■HSRキャブレタ・オーバーホール
先日の試走のときに信号待ちしているとHSRオーバーフローパイプからガソリンがジャジャ漏れ。バルブニードルのゴムが硬化して段付きになっているに違いない。オーバーホールしてバルブニードルを交換すれば直るだろう。
Needle
2009.12.10
 72,000km
■リアショックアブソーバー交換
右側リアショックがオイル漏れ。ダイナFXD2008のリアショックが5,500円で入手できたので交換。今までのプログレッシブ・サスペンションが11.5インチのローダウンだったが、FXDの純正12.6インチになり、1.1インチ長くなって後部が少し持ち上がった。今までガレージの入り口で底を擦っていたので丁度良い。もともとFLHRの純正エアサスで13インチが付いているらしいから、スタンダードに近づいたともいえる。
FXD Shock absorber
2009.12.13
 72,000km
■リアブレーキのメンテ
リアブレーキのボルトを外すために、街の工具店ストレートでトルクスT45のソケットを買ってきた。あとで他のサイズも買ってくればよかったなーと思った。まあ今回はT45だけで充分。
●ピンボルトを取りキャリパーを外すと錆とクモの巣で汚れたブレーキパッドが出現。リテーナークリップを取ってパッドを外し、両方をパーツクリーナーで綺麗にする。パッドシムも綺麗にしてシリコングリスを塗っておく。パッドとディスクは全然減っていない。
●キャリパーを綺麗にし、ダストブーツとピストンの間にメタルラバーを吹き付けて馴染ませる。
●リテーナークリップとピンボルトにはアンチシーズを薄く塗る。パッドのメタルの角を削り、裏側にシリコングリスを薄く塗って組み付ける。
Pad
Caliper
2009.12.16
 72,000km
■フロントブレーキ及びフロントホイールベアリングのメンテ
フロントブレーキの清掃と潤滑。ついでにホイルベアリングの状態確認とグリスアップを行った。
●Fブレーキキャリパーとパッドは蜘蛛の巣があったが意外と綺麗。パッドは残量充分。メタルが硬くて減らないのか?ハーレーのフロントブレーキは効かないという話もあるが、私のロードキングの場合タイヤの硬化によるグリップ低下の方が問題。
Froude injection
2009.12.27
 72,000km
■ウインドシールド取り付け
ウインドシールドとドッキングハードウェアキットの中古をゲット。だいぶ寒くなったので取り付けて走ってみた。冷風が当たらなくなり、快適、快適。暖かくなったらワンタッチで外せる。でも、ハンドルが前過ぎて腰が痛くなる。痛たたたっ。
Wind shield
2009.12.31
 72,000km
■プライマリーカバーのオイル漏れ補修
大晦日、雪に降り籠められて外に出られない。気になっていたプライマリーカバーからのオイル漏れを補修。先日の試走でプライマリーオイルが1滴、したたり落ちたのだ。補修といってもカバーの合わせ面の下側だけをオイルストーンで軽く面取りし、ガスケットにシリコンの液体ガスケットを塗っただけ。あっという間に補修が終わったので、途中で写真を撮るのを忘れた。
 補修の過程でプライマリーハウジングをよーく観察してみると、ハウジングにブリーザーが付いておらず密閉されている。これじゃハウジングがエンジン熱で暖まると内圧でオイルが滲んでくるのは当たり前。冷えた時空気を吸わず水分が遮断される設計なのだろうが、カバーの加工精度をもっと上げないとだめだろう。どおりでハーレーはオイル漏れが多いわけだ...
Oil leak of primary cover

続きはこちら 2010-             Last Maintenance

                     


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FLHR Road King '94
Harley-Davidson