|  Home | HONDA XR250R ’90HONDA XRV750 ’98  | BMW R100GS '89 |

near_mountain  2000年9月にテレビで岩手県で行われているイーハトーブトライアルを見た。これは面白そうだ。是非やってみたい。近場でやっていたCCRの競技も最近は開催されなくなって寂しいので、トライアルは一度もやったことが無いがツートラはCCRに似ているような気がするので、何とかなるだろう。(笑)
  イーハトーブに参加するのには、何は無くてもトライアルバイクが必要である。トレール車での参加は認められていないのだ。来年のイーハトーブに参加するには、バイクを早めに物色しておかねばならない。トライアルバイクの宿命として、程度の良くて手頃な値段で公道を走れるトライアルバイクは少ないのだ。
  最初、初心者用のバイクを探したが「本格的なトライアルバイクのほうが楽だよ!」とのアドバイスにより、パーツがホンダから入手できるスペインのmontesa COTAを探すことにした。  えっ、何でスペイン製のバイクのパーツがホンダで簡単に買えるかって? COTA315RはHONDAのRTL250Rという競技用トライアルバイクに、ライト、ウインカーなどの公道走行用装備をくっつけて逆輸入されたバイクで、何故かナンバーが取れるんです。(笑)



                              Last maintenance: 2005/08/02
                              Odometer : 2,126Km

2000.11.04
     0 Km
サイクルメーターが壊れていたので、0Kmリセット
■バイク購入
  インターネットのトライアル個人売買欄で見つけた横浜の人から譲ってもらう。そういえばXRも横浜の人から譲ってもらったんだっけ。なんか横浜に縁があるんだなー
 東北高速道の黒磯サービスエリアで待ち合わせして取引。バイクの癖や注意事項を詳しく教えてもらう。バイクはトライアルにしては綺麗だが、しっかり乗りこんであってかなり消耗しているところもあるようだ。3年落ちの割にリーズナブルだった訳がわかって納得。でも、メンテナンスはちゃんとしてあるようだ。
 サービスエリアの駐車場で試乗させてもらう。パパンパンという2ストローク特有の甲高いエンジン音を奏でながらの試乗は、かなりの人目を引いた。
 トラックの荷台に積ときに「ジャンプさせましょうか?」という申し出は、丁重にお断りしました。
Kuroiso_SA
Cycle meter
2000.11.05-
2001.03.03
     8Km
■状態チェック&補修
とてもよく使い込まれた状態で、歴戦の勇士というか、まさにトライアルバイクの鑑。(笑)
河原に行って少し走らせながら、取りあえず修理の必要なところをチェック。

1.ギアのニュートラルが入りにくい > トライアルバイクはこんなもんだってさ
2.リアブレーキランプ点かない   > バルブの接点をいじったら直った
3.スピードメーター不動        > サイクルメーターのハーネスを取り替えたら直った
4.フロントブレーキシリンダーとタイヤハブ干渉
                        > ブレーキホースのとり回しをマニュアル通りにしたら直った
5.左グリップゴム剥がれ        > ボンドでくっつけた
6.ウィンカーリレー不調                  >   穴を開けて直した痕が...  XR用ストックが有ったので交換
7.フロントブレーキディスクガードの割れ > タイラップで止めてあるところをホットボンドで修正
8.リアブレーキディスクカバーの割れ    > ホットボンドでくっつけた


■バイク登録=ナンバー取得
自動車協会に行って自分で登録して来た。書類を書いて手数料を払うだけなので簡単。バイク屋さんに頼むと幾らかかるのか? 私は趣味のバイクの登録を頼んだことはない。
cyclemeter sensor
Front diskguard
Broken flasher relay
Rear disk cover
2001.03.13 軽自動車ナンバーのトレーラー購入
CotaやXRを載せて遠くに遠征できる。近くの方からフリーマーケットで入手して、もちろん自分で登録してきた。使ってみると泥だらけのバイクを積んだまま洗えるので、これは便利。運転も割り込みのときやバックの時に気をつけるだけで、前に進む限り問題なし。ヒッチメンバーも自分で取付けたが、雨でハーネスに水が入って漏電。絶縁テープをキッチリ巻きなおした。
Full trailer
2001.04.09
    − 05.25
   178Km
■エキパイヒートガード製作
練習場の帰りに油断していたらズボンが融けてしまった。危なく股を火傷するところだったので、急きょヒートガードを作ることにした。アルミ板を買ってきて、適当に切って、板金ハンマーで叩いてまげて、ホースクランプを取り付けるステーを2つ作り、リベットで止めて、出来上がり。
いい加減な作りでも、効果テキメン。これ以後モトパンは焦げない。

■チェーンガード製作
ヒートガードのついでに、余ったアルミ板でイーハトーブトライアルのレギュレーションで必要なチェーンガードを作ることを思いつく。これを付けないと車検が通らないので、イーハトーブの必需品。
■リンクガード修復
さらに、擦り減って壊れかけていたリアのリンクガードを修復。
長さを伸ばしリンクとアルミ板の間にゴムを挟む。
The heat guard of an exhaust pipe
Chain guard
Shock linkage guard
2001.06.09
      - 06.22
■ハンドル交換&下駄
練習中にステアケースでひっくり返りそうになったので、不覚にもバイクを放り投げてしまったら、バキッといやな音がしてハンドルが折れてしまった。(泣)    純正は気に入ってたが軽く作ってあるので、丈夫そうなレンサルに交換。
  取り外し時によく見るとハンドルパイプホルダーが折れた左側がちょっと歪んでいる... ほんとにHONDAの製品か?  新しいハンドルホルダーと比較すると歪んでいるのが良く分かった。クレームにすればよかったかなーとも思ったが、自分の腕の未熟さを考えると恥ずかしくなったので、新しいホルダーをハンドルと接触する角を面取りして取り付けた.。2度と折れないようにハンドルプロテクターをXRから移植。XRには前に買っておいたプロテクターを付ける。
  長時間乗っていると腰が痛くなるので、ロアーホルダーを2段にして下駄を履かせた。ついでにフロントフォークの突き出し量 5mm>3mm に変更。
The handle bar which broke
Handle pipe holder
2001.07.25
   282Km
■サイドスタンド増し締め
イーハトーブ出場のためバイクの点検。
  サイドスタンドがガタガタなのに気づいて取り付けボルトを増し締め。危なくイーハトーブでサイドスタンドを落とすところだった。ついでにスロットル清掃とグリスアップ。シート代わりにスポンジ貼り付け。整備用にコタスタンドを製作。
Side stand increase bundle
2001.08.30
   621Km
イーハトーブ完走!!  
ツーリングトライアルは初挑戦だったが、なんとか完走できた。
130Kmほどの距離だったが小雨の中、足も腕もつってしまって最後の30Kmは、Cotaにまるっきり乗せてもらってました。 Cotaありがとう。
  帰りの車の運転は足がつって大変だった。(笑)  
Warrior
2001.09.01 ■シート増厚&ウィンカー修理
イーハトーブ出場の反省からシート代わりのスポンジを3枚重ねにする。
リアウィンカーが取れてしまったので、長い木ネジとホットボンドで修復。
■エアスクリュー加工
これもイーハトーブが雨だったためキャブレターのエアスクリューを廻す時滑ったので、ミタニのエアスクリューに滑り止めの刻みを入れる。
Handmade sheet
2001.10.30
   905Km
■ミッションオイル交換
イーハトーブでクラッチが滑っていたのでトランスミッションオイルを指定オイル ELF HTX740 に取り替える。
近くの店では置いてないのでレッドバロンで取り寄せてもらったら通販より安かった。

■フロントブレーキフルード交換
フロントブレーキのフルードが減っていたので、入れ替えた。
ELF HTX740
2001.11.30
   981Km
■クラッチディスク&スプリング交換
半クラッチを使うとクラッチがキューキュー鳴くので、分解して確認。不思議なことに1枚だけ ’97のクラッチフリクションディスクのペーパー(白)が入っている。フリクションディスクを ’98モデルのペーパー(緑)とコルクに全交換。先月交換したミッションオイルが勿体ないので、バイクを横倒しにして作業する。分解してみるとクラッチアウターにしっかりクラッチプレートのぶつかった痕がついている。ディーラーなら即交換かもしれないが、3万円以上もするパーツをたやすく交換してはサンデーメカの名がすたる。やすり掛けで段つきを修正し再利用。
クラッチスプリングもこの際交換。クラッチディスクはそんなに消耗しているようではなかったが、交換したら音がしなくなったし、クラッチのフィーリングも良くなった。
Clutch friction disk left 97, right 98
2001.12.30 ■ピストン&シリンダーヘッド清掃
シリンダーヘッドを開けてピストンと一緒にカーボンを拭き取る。結構沢山ついている。ラジエタークーラントも交換
■右ステップ交換
いつの間にか歪んでいた右ステップ。あまり支障がないのでそのままにしていたが、交換。
The bent right step
2002.01.04 ■フォークオイル交換
フォークオイルを交換。前の持ち主がいつ交換したか知らないけど、どぶねずみ色のオイルが出てきてビックリ。おいおい、わざわざ専用のマニュアルまでついているPAIOLIのフロントフォークってこんなんでいいのか〜? 今まで他のバイクでは底のほうに汚れたオイルがたまっていることは有ってもこんなに汚れていることは無かったぞー。
しかし、これはまだビックリの序盤だった。オイル交換をしようと思って、フォークトップブリッジのボルトを外したらブリッジの左側が割れてポロっと落ちた。ギャー  それにしてもいつ割れたのか? 思い当たるのはハンドルバーを折ったとき。 とすると、割れたままイーハトーブを走ったことになる... 全然気付かなかった、トホホ。 Cotaごめん!

■ステアリングステムグリスアップ
外したついでにステアリングステムのグリスアップ。ベアリングの状態は良好。
■フロントブレーキフルード交換
フロントブレーキのフルードがだいぶ減っていたので、XRと半分こして入れ替えた。「ブレーキフルードはリザーバタンクの上限まで」となっているが、何時もバイクを逆さにしている私は、空気を噛まないように目いっぱい入れる。
HONDA Ultra Cushion Oil SAE5W
Brake froude DOT4
2002.01.20 ■フォークトップブリッジ補修
ものは試し、鉄工所に持っていって溶接できるか聞いてみた。「溶接はできるがどれくらいもつか分からない。交換しろ」といわれたが、無理やり頼んで溶接してもらったら、綺麗に肉もりして直してくれた。内部まで溶け込んでしっかりくっ付いている。あそこの爺さんの腕は確かなのである。
締め付けトルクの負荷が掛からないように、ワッシャーをはさんで締め付ける。
Repair marks of a top bridge
2002.04.20 ■ビックタンクに交換
Cotaの純正タンクは2Lしか入りません。今までナルゲンの1Lボトルをトレックマウントバックに入れてしのいできたが、いちいち注ぎ足すのは面倒。ツートラ専門なのでビックタンクに換装しようと思う。FRP製で4.2L入りの格好いいタンクとそれにフィットするツートラ用シートも発売されているが、バックオーダーらしく、すぐには手に入らないようだ。
 インターネットの個人売買欄に載せたらマルヤマのツートラ用タンク&シートなら譲ってくれるというメールが届いた。これはアルミタンクで3.5Lくらい入るらしい。容量は充分だし、値段も安いので買うことにして住所と名前を聞いてビックリ、何とCotaを譲ってもらった人でした。久しぶりにその後のCotaの様子などを報告し、キャブ調整用のジェットニードルセットをおまけしてもらいました。それにしても同じ人から1年半後にCota用のタンクを譲ってもらうなんて奇遇です。
NALGEN fuel bottle
Big fuel tank 3.5L
2002.05.18
      - 05.19
■会津チーズナッツトライアル出場
天気もよく気持ちの良いトライアルでした。
■FRタイヤ交換
だいぶタイヤが減ったので交換。ご存知 MICHELIN TRIAL。
Michelin TRIAL COMPETITION
2002.08.24 第26回イーハトーブ出場
 初出場の去年と比べるとズ〜っと楽なので自分でも驚いた。成績も去年より良くて嬉しかった。タイヤが新しいせいでしょうか。ランチの「きのこラーメン」も余裕で全部平らげた。これからは、もっと練習しようと思う私でした。
lunch
2002.12.23 ■クッションリンケージのグリスアップ
いつも泥まみれなので、分解してグリスアップ。ガードが効いているのか錆びなし、傷少なし。OK、OK。
■キャブレター清掃&吸気口改良
キャブレターの分解掃除。お尻の下の吸気口にも泥とゴミよけにプラスチックのネットを張る。イーハトーブでは吸気口に泥が詰まって吹けなくなった。
Plastic net
2003.06.29
  1,363Km
■ミッションオイル交換
Cotaはミッションオイルの入れ口が奥にあって、得意のカレンダーでは入れにくい。というよりも、ほとんど入れられない。そこで200円ほど投資して給油器を作成した。これは便利。1滴も無駄にしません。
Transmission oil filler
Oil server
2003.08.09
  1,423Km
■FRスプロケット&ドライブチェーン交換
今年のイーハトーブに向けて整備。だいぶドライブチェーンが伸びたのでスプロケットと一緒に交換。スプロケットは未だイケソウでしたが、チェーンはもう限界です。外して長さを比べると、1コマ分くらい伸びていた。 ヒャ〜  
D.I.DのXGと交換。でもこのチェーン、結構伸びます。2004のイーハトーブでは競技中にチェーン調整をした。
Sprocket
DID drive chain
2003.08.28 第27回イーハトーブ出場
 天気が良くて楽しいイーハトーブだった。今年で3回目の参加。顔見知りの方もだいぶ増えて、すっかりくつろいで楽しむことが出来た。来年は、バイクが大丈夫なうちに海を見たいという野望を抱いている。
The start of the 27th IHATOVE trial
2003.09.30
  1,603Km
■ブレーキパット清掃
イーハトーブでフロントブレーキに泥がつまり、それを洗い流したらキーキー鳴き出した。分解掃除してパッドにブレーキグリスを薄く塗る。リアは何故か鳴かないので、そのまま...
2004.01.10
  1,630Km
■ウィンカータイラップ交換
大晦日に珍しく雪がなかったので乗り納めをしたときに、木の枝に引っかかってちぎれたらしいフロント左のウィンカー取付け用のタイラップを交換。
tie lap
2004.07.18
  1,672Km
■チェーンスライダー修正
イーハトーブに向け整備。チェーンスライダーがチェーンラインからちょっとずれていたので修正した。昨年のチェーン交換時にもチェックしたが、チェーンに引っ張られるせいか、段々スライダーの先が曲がってくる。外して曲がりを修正し、グリスアップして戻す。チェーンもアジャスタで2コマほど初期伸びしていたので、調整した。
Chain slider
2004.08.28-29
  2,026Km
■第28回イーハトーブ出場
ヒームカ無事完走。コタは300Kmとっても元気に頑張ってくれました。ありがとう。今年は天気も最高。2日目の倒木と川渡りの林道は最高に面白かった。

 
いっしょに走った皆さん、ありがとうございました。
ihatove
2004.09.02
  2,026Km
■ミッションオイル交換
   綺麗に掃除した後、イーハトーブで何処も壊れたところがなかったので、帰ってからするのも変ですがミッションオイルを交換。

ついでに、コタを布団に寝かせてクラッチ点検。クラッチスプリング、クラッチハウジングをチェックした結果、許容範囲内で異状なし。
Change of the missions oil
2005.03.06
  2,059Km
■キャブクリーニング
   キャブレターとエアクリーナーを掃除。キャブレターは、イーハトーブで吸ってきた泥とゴミでデロデロ。綺麗になってフケあがりのいいこと。
Carburetor cleaning
2005.04.09
  2,063Km
■コンタクトグリース
 
 フラッシャースイッチの右側の調子が悪かったので、掃除してコンタクトグリースを塗った。結果は、調子が治ったと思って取り付けると調子が悪い。結局、取り付けのためのネジの締めすぎによる接触不良で、チョッと緩めたらOKだった。
Contacting grease
2005.08.02
  2,126Km
■ラストメンテナンス
 
 コタは徳島に行って余生を送ることになりました。最後のメンテナンスは、お掃除です。スチームクリーナーで油汚れを綺麗にしました。その後で不具合箇所がないか確認して終わりです。エンジンのオーバーホールもしたかったのですが、時間が有りません。これでコタのメンテナンスは終わりです。
Last
2005.11.10 ■その後のコタ
 徳島からコタの写真が届いた。新しいライトとシートを付けてもらって格好良くなり、可愛がられているようなのでひと安心。余生を満喫しているらしい様子が窺えて、目がウルウルしてしまった。
Cota at old age
                 



   

| Home | HONDA XR250R ’90HONDA XRV750 ’98  | BMW R100GS '89 |

'97