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・まずは心を落ち着け、最善の補修方法を考える。私にとっての最善とは、オイル漏れが止まる最も安価な修理方法のこと。クラッチケースカバーをすぐに交換するのはバイク屋がやることで、サンデーメカとしての第1選択肢ではない。改修に失敗してから新しいクラッチケースカバーを発注しても、遅くはない。 第2の選択肢はリコイル補修だが、カバーの厚みが5〜6mmではトルク不足によるオイル漏れ再発の可能性大なので却下。そもそも6mmのリコイルがガレージ中探しても見つからない... どこいったーwww 第3の選択肢は8mmボルトへの換装。これは安くて早いし、なによりダメモト。 ・クラッチケースカバーの6mm穴を切り子がエンジン内に落ちないように、更には貫かないように細心の注意を払って6.5mmでドリリングし、タップで8mmのネジ穴を切る。作業はカバーを外さずに行った。付けたままの方が作業がし易いから。手抜きだね。いいんだよっ! ・オイル送り側の押さえの穴も8oに拡大したが、ここの金具は鋳物で硬いから削るのが大変。摩擦で熱くなるからCRCで冷やしながら削った。バリでオイルが滲まないようにケースカバーに接する面をオイルストーンでしっかり面取り。 ・純正よりちょっと長めの8mmヘックスボルト\20で取りあえずリカバリー。 ・さあ、試乗してオイル漏れチェック! 2013.09.07 オイル漏れは完璧に止まっている!やったね!? vvv |
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はてさてどうしたものか。一応IMSの燃料コックをネットで検索してみるが古いのは案の定ヒットしない。まっ、いつものように、駄目元で補修してみますか... ・ガソリンを抜いてタンクを外す。外したタンクを逆さにしてタンク内に残っているガソリンとゴミを捨てる。 ・非分解コックを分解するのだが、作業が楽なようタンクにつけたままコックのリベットの頭を4ミリのドリルで揉んで2つともとばす。蓋を開けてみると汚れているだけじゃなくて、蓋の金属面が荒れている。 ・コック内のシールとバネの汚れを取り、コックと蓋はオイルストーンで面取りをする。 ・組み立てにブラインドリベットを使うとケースが壊れそうなので、ボルト止めを検討。都合良くガレージに太さ3ミリ、長さ10oのボルトナットがあったのでこれを使う。 ・コックをタンクから外して、2.5ミリのドリルでケースの穴を貫通。3ミリのタップでネジ穴を切る。 ・ガソリン滲みの原因はゴム製コックパッキンの摩耗だろうから、擦り減っている表側に耐熱、耐油、耐寒のドライブジョイ・シールパッキンブラックを塗り摩耗分を補う。擦り減っていない裏側を表にしてケースに入れる。そのまま一晩おいてシールを固める。 ・翌日、全てのパーツにシリコングリスを薄く塗り、組み立てる。 ・タンクとコックの間に入るOリングにもシールパッキンブラックを塗り、タンクにボルトで留める。 ・コックの動作はすっげースムーズ。手間した甲斐があったが、ガソリン滲みの検証はシールが固まるのを待ってから。 2014.12.13 ガソリン滲みなし。www |